●おすすめの視聴タイミング
・スカッとしたいときに
・美女を堪能したいときに
・ハラハラドキドキしたいときに
●過激度
★★★★☆
目を覆いたくなるシーンが合計6回ありました。
血みどろシーン、全裸、拷問・・・いろいろそろっています。
●面白さ
★★★★★
面白かったです。
最後まで集中して見ることができました。
しかし、途中で話についていけなくなることが何度か発生しました。
いくつかの国を行き来して進行するようで、
登場人物たちがどこにいるのかわからなくなりました(;^_^A。
●エンディング
★★★★★
一筋縄ではいかない、複雑な事情ゆえの結末。
スカッとするけど、悲しい。
でも、いい終わり方だと思いました。
「レッドスパロー」の魅力
・出演者の体当たり演技
ジェニファー・ローレンスだけでなく、ほかの出演者も
一糸まとわぬ姿で演じるシーンがあって息をのみました。
でもただセクシー!!なだけの場面ではなく、
意味のある場面になっていました。
・豹変する美女
最初は普通の感覚を持つバレリーナだった主人公が
追い詰められていく過程で
ただ追い詰められるだけでなく、覚醒していく姿が見どころの一つ。
生き残るために、自分の大切なもののために、つらい選択も厭わない。
けなげで苛烈。

一見翻弄されているように見えて、
権力に屈服しているように見せかけて、
だれにも知られず、自分の思う方向に静かに事を進めていく。
・名優たちの迫力
レッドスパロー養成所の冷徹な鬼教官を
名優・シャーロット・ランプリングが怪演。

そこにいるだけで迫力がある。
何があっても揺らがない、動じない、巨石のよう。
こわい。
学級崩壊しているクラスでも数秒で制圧しそう。
モンスター・ペアレンツもクレーム出すときにためらいそう。
今の日本の教育現場には、
こういう、ちょっとやそっとのことで揺らがない怖い先生が必要なのでは?(笑)
他には大好きなジェレミー・アイアンズが出演。
笑わない、悲しみを抱いたロシアの将軍を演じていました。
イギリス人ですが、完全にロシア人の将軍だった(笑)
きっとロシアには
こんな恐ろしい教官がいるんだろうな~という説得力がある演技だった。
「レッドスパロー」を見て考えたこと
一つ選択を迫られるたびに、
これまでの大事にしてきた信念や、プライドを一つ一つ葬り去るような悲しさが描かれつつも、
覚醒していく主人公がかっこいい。
翻弄されているようで、選んでいた。
ただやられるだけじゃなく、
潜在能力を発揮していく過程が面白かった。
人ってぬるま湯では進歩しないからねえ。
人が本来持つ力を発揮するとき、
殻を破ったとき、限界を打ち破ったときって本当に美しい。
また観ると思います!
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